今おさえておきたいアクセシビリティ Webridge Meeting SP9

日本におけるウェブアクセシビリティの規格「JIS X 8341-3」が2010年8月に改正公示されました。しかし一年経った現在もいまひとつ浸透しておらず、Web制作者が誤解して実装している事例も多くみられます。

今回開催する「Webridge Meeting SP9」では、アクセシビリティ確保の実践的な理解を中心に、クリエイティブを犠牲にしないウェブコンテンツの実装方法の選び方や、注意点などを解説していきます。

開催概要

タイトル Webridge Meeting SP9 (ウェブリッジ ミーティング スペシャル9) ~ 今おさえておきたいアクセシビリティ ~
出演 植木 真さん(インフォアクシア)/益子 貴寛さん(サイバーガーデン)/神森 勉さん(KDDIウェブコミュニケーションズ)
日時 2011年11月12日(土) 13:00 開始 18:00 終了予定 (最大延長18:30)
※終了後、懇親会(別途有料3,000 円)を開催します。
会場 e-とぴあ・かがわ BBスクエア
定員 60名
参加費 6,000円 (10月28日までにお申込みの方:4,000円)
主催 Webridge Kagawa(ウェブリッジ・カガワ)
対象者 Web 制作会社に勤務している方、フリーランス、一般企業のWeb 担当者様、Web 業界に興味のある学生・生徒、その他(参加資格や制限はありません)
Twitterハッシュタグ ハッシュタグは #wmsp9です。発言の最後に半角スペース+「#wmsp9」を入れてつぶやいていただくと、「#wmsp9」に自動的にリンクが張られて、Webridge Meeting SP9関連の発言を参照することができます。ぜひ中継や覚書などにご利用ください。セッションのTwitter実況もOKですが、場合によっては、守秘義務に関する内容があります。講演者から指示があった場合、そちらは避けていただけますようお願いいたします。

お申し込みはこちらから
(2011年11月11日23:59まで)

セッション内容

なぜ「アクセシビリティ」? 誰のためのWebデザイン?(植木 真さん)

2004年にJIS X 8341-3が制定されて以来、注目されるようになった「アクセシビリティ」。しかし、その意義は理解できたとしても、実際にはビジュアルデザインや先端を行くユーザーインタフェースやインタラクションとの両立は困難だという声も聞かれます。果たして本当にそうなのでしょうか? このセッションでは、「アクセシビリティ」をキーワードに、私たちは誰のために、そして何のためにWebをデザインしているのかを一緒に考えてみたいと思います。また、2010年に改正されたJIS X 8341-3:2010の概要も紹介します。

Webアクセシビリティの実装方法Tips(益子 貴寛さん)

JIS X 8341-3:2010の等級「A」のクリアを目標に、サイト設計、コンテンツ設計、HTML、CSS、JavaScriptの実装方法をTips的に解説します。実際のサイトに当てはめて改善点を探るプロセス、実務的に迷いがちなポイント、ビジュアルデザインやインタラクションデザインなどクリエイティブ面との兼ね合いがむずかしい部分など、実践的な内容もカバーします。

アクセシビリティ対応における、受発注双方の意識(神森 勉さん)

アクセシビリティ対応において、忘れがちな工数管理。過去においてアクセシビリティ対応を行った事例をもとに、失敗談、成功談を交えつつ、発注側も意識しておかなければならない点、また実装時における作業の効率化などをご紹介します。

講師紹介

植木 真さん (Makoto Ueki)

植木 真さんの写真

株式会社インフォアクシア 代表取締役

診断・評価、ガイドライン作成、教育・研修、ツール開発などを通じて、主に企業のWebサイトおよびWebアプリケーションのアクセシビリティ確保をコンサルティングしている。

国内外のアクセシビリティ・ガイドライン策定にも従事しており、W3C/WAIのWCAGワーキンググループで「WCAG2.0」、財団法人日本規格協会 INSTAC(情報技術標準化研究センター)のワーキンググループで「JIS X 8341-3:2004」および「JIS X 8341-3:2010」の原案作成に参画。現在は、WAIC(ウェブアクセシビリティ基盤委員会)の副委員長および同委員会実装ワーキンググループの主査を兼任している。

監修・翻訳・執筆した書籍に『Webアクセシビリティ~標準準拠でアクセシブルなサイトを構築/管理するための考え方と実践~』(毎日コミュニケーションズ)。

益子 貴寛さん (Takahiro Mashiko)

益子 貴寛さんの写真

株式会社サイバーガーデン 代表取締役

1975年生まれ。早稲田大学大学院商学研究科修了。大学院在学中の1999年5月にWebリファレンス&リソース提供サイト「CYBER@GARDEN」を立ち上げる。一般企業に就職後もWebデザイン誌での執筆やW3C仕様書の翻訳活動を続け、2003年5月に独立。Webサイトのプロデュースや戦略立案、制作業務、コンサルティング、Webクリエイター向けの講義やトレーニング、執筆活動に従事。

社団法人 全日本能率連盟登録資格「Web検定」プロジェクトメンバー。元・金沢工業大学大学院 工学研究科(東京・虎ノ門大学院) 知的創造システム専攻 客員教授。JIS X 8341-3:2010の参考資料であるWCAG 2.0実装方法集(Techniques for WCAG 2.0)の日本語訳も担当。

主な著書に『Web標準の教科書─XHTMLとCSSで作る"正しい"Webサイト』(秀和システム)、『伝わるWeb文章デザイン100の鉄則』(秀和システム)、『現場のプロから学ぶXHTML+CSS』(共著、毎日コミュニケーション)など。

神森 勉さん (Tsutomu Kamimori)

神森 勉さんの写真

株式会社KDDIウェブコミュニケーションズSMB事業本部 デザイン部 ゼネラルマネージャー

総合商社の営業マン、DTPオペレーターを経て、Webサイト制作業務に携わる。パートナーの持っている障害を知り、アクセシビリティへ関心を持つようになり、制作会社にてディレクター、プロデューサーとして多くの案件に関わり、特にアクセシビリティ対応をより必要としているサイトへの関わりを多く持つ。
2011年4月より、KDDIウェブコミュニケーションズのデザイン部ゼネラルマネージャーとして「より多くの人たちに使ってもらえるサービスを」をモットーに活動している。

日本ウェブ協会主催アックゼロヨンアワード審査員、同協会アクセシビリティワーキンググループリーダー。プロップステーション東京ICTセミナー講師なども行っている。共著に『XHTML&CSSデザイン |基本原則、これだけ。』、監訳に『Dreamweaver 8 Web標準デザイン詳解ガイド Dreamweaver8によるCSSレイアウト+アクセシビリティ実装テクニック』などがある。

お申し込みはこちらから
(2011年11月11日23:59まで)

注意事項

参加までの流れ

事前登録制です。お早めにお申し込みください。
登録された情報をもとに事前に関連情報の配信や当日までの案内を行います。
※参加費は当日、受付にてお支払いください。全員の方に領収書(無記名)を発行します。お釣りのないようご協力お願いいたします。

キャンセルについて

お申込みされた受講をキャンセルされる場合は、必ずメールフォームからご連絡いただけますようお願いいたします。
連絡なくキャンセルの場合は「全額請求」させていただく場合がございますのでご了承ください。

お問い合わせ

Webridge Kagawa/CSS Nite in TAKAMATSU 実行委員会 事務局
760-0050 香川県高松市亀井町8-11 高松プライムビル401 有限会社ヘルツ 内
TEL:087-887-0168 FAX:087-887-0169

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Webridge KAGAWA(ウェブリッジかがわ)とは

香川県で活動するWeb制作者や、Web制作者を目指す学生・生徒などが、互いに刺激し合い感性を磨き、情報・知識・モチベーションを高めていくために発足した実践コミュニティです。